派遣サイト・派遣エージェントの口コミ評判おすすめ比較ランキングが分かる情報メディア
TOP > 派遣ライフを楽しむコツ > 派遣のクーリング期間って?制度と仕組みを詳しく解説

派遣のクーリング期間って?制度と仕組みを詳しく解説

🕒 2018/05/16
このエントリーをはてなブックマークに追加
派遣のクーリング期間って?制度と仕組みを詳しく解説

皆さんは派遣におけるクーリング期間についてご存知ですか?

簡単に説明すると、同じ派遣先に連続して派遣されることのできる期間が決まっているという制度なのですが、一見するとこれは派遣社員にとっても派遣先にとっても必要のない期間に見えるうえに、なんだか難しいもののように思えます。

この記事ではこのクーリング期間について分かりやすくご説明したいと思います。

クーリング期間とは

そもそもクーリング期間とはどういう制度なのでしょうか?

まずこれは、「労働者派遣法」という法律によって定められたものとなっています。「労働者派遣法」とは、派遣事業が適切に運営されるために設けられた法律で、派遣労働者を保護するために存在している法律です。

その法律によって定められているクーリング期間は、分かりやすく説明すると次のようなものとなっています。

派遣スタッフがある派遣先に雇用されたとします。そしてその派遣先に3年以上連続して勤務し続けた時、原則としてその後は同一の派遣先で働き続けることが出来ません。それでも勤務し続けるためには、3ヶ月を超える期間(3ヶ月と1日以上)をあけることによって、同一の派遣先で働き続けることが出来ます。この中の3ヶ月以上という期間のことをクーリング期間と呼びます。

また、3年以上の勤務をしていてもクーリング期間を設けなくてもいい例外として、派遣スタッフが派遣元事業主に無期雇用されている場合や、スタッフが60歳以上である場合、終期が明確な事業である場合などが挙げられます。

クーリング期間がある理由とそのメリット

そもそもこのクーリング期間とは何のために設けられているのでしょうか?

これは、法律上ではそもそも派遣スタッフを不安定な職業形態であり、労働者の保護の観点から派遣スタッフが長期的に同じ職場で勤務したとき、その企業はそのスタッフを直接雇用すべきであるとかんがえています。そのため、その直接雇用の機会を増やすために3ヶ月以上という企業にとっては少し煩わしいとも捉えられるクーリング期間が設けられています。

派遣スタッフといえば、安定性がなく短い期間で雇用契約を切られてしまうイメージがある方も多いと思います。そのため、3年もの期間雇用してもらえて、さらにその企業が自分の希望していた職場であったような場合には、派遣スタッフから直接雇用へとステップアップすることができる機会があるため、とてもメリットのある仕組みのように思えるでしょう。

しかし、それほど大きなメリットとならない場合もあるため、注意が必要です。

クーリング期間がメリットとならない場合

クーリング期間がメリットになる場合についてはここまででご説明しました。しかし、それほどメリットにならない場合も存在します。それはどのような場合があるのでしょうか?

まず、クーリング期間があることによって、直接雇用が推進されます。しかしながら、この直接雇用とは正社員に限ることではなく、契約社員や場合によっては直接雇用のアルバイト契約を持ちかけられることもあります。

直接採用というと、派遣スタッフよりも安定しているように考えられていますが、契約社員やアルバイトの場合は派遣スタッフよりも給料が少ない場合もありますし、正社員とは異なり終身雇用であるとは言えないため、リストラなどの危険性もあり、安定していない場合もあるので注意が必要です。

また、一度直接雇用されたとしても、クーリング期間が終わった後に派遣スタッフという形式に戻す企業もありますので、派遣スタッフにとってクーリング期間は大きなメリットとなっていないというのが現状です。

そして、派遣先の企業も、このクーリング期間を設けたからといって派遣スタッフの希望がないにも関わらず、長期的に派遣スタッフを雇用するのは指導対象となる可能性があります。

さらに、このクーリング期間は例えば、同一企業内であっても異なる部署やラインへ異動した場合は、3年の期間がリセットされるという性質を持つため、一部の企業では複数の派遣スタッフを雇い、一定期間ごとに部署やラインを交代で変更することで、雇用し続けるというケースがあります。これは本来の法律の趣旨である労働者の保護とは外れてしまうので、そういった方法を取る企業には少なからず注意が必要です。

おわりに

クーリング期間やその仕組みについて、ここまでご説明いたしました。

派遣スタッフは企業にとっては、正社員などよりは安価であり、雇用調整などに関しても扱いやすい労働力であるというのが現状です。さらに、派遣や労働に関する法律や制度にはわかりにくい部分も多いため、法律の隙間を縫った方法で雇用しようとするような悪質な企業も存在します。このような制度に対する知識を持つことは、ご自身が快適に働き、企業に大切な労働力を搾取されてしまうことを防止するためにもとても重要になっています。

将来設計のためにも、ぜひ派遣労働についての知識をもって働きましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連する他の記事

pagetop